2012/07/30

英語の壁

アリゾナは今日もいい天気だった。一日中晴れているので常に気分を上向きにさせてくれる。ただ、それでも英語の壁だけはどうにもならない。未だに言いたい事の20%も話せていない。悩ましい。最近は常に英語のことばかり考えている。先輩に聞いたり、その他インターネットで情報を収集したり、いかに最短で自分の英語力(ここでは特に英会話力)を上げるかばかり考えている。その過程で今心がけていることを下記に記したい。


■とにかく日本語をシャットアウトする
読んで字の如く。できる限り日本語をしゃべらないようにする。日本語を目にしないようにする。その為にはまず、日本人の友達とばかり一緒にいないようにする。または日本人と外国の友達が混ざっている状況でもひたすら英語で話す。とにかく自分を追い込まないといけない。とは言ってもやはり日本人のクラスメートとはたまに日本語で会話してしまう。。。しかしそれもどんどん減らしていかないといけない。あとは日本語のネットサイトは殆どみない。日本のニュースもJapan Timesを見る。Facebookも一日に朝と夜だけチェックしてその他は極力見ないようにする。(フェースブックには友達がアップした日本の写真が一杯ある。それを見ると日本が恋しくなってしまうので極力見ない、という裏の理由もある。笑)


■ネイティブ、または準ネイティブの友達と行動を供にする
これも読んで字の如く。できる限り英語が上手な友達と一緒に過ごす時間を増やすようにしている。例えばこの前の週末はブルガリア人と中国人(アメリカに10年住んでいてほぼネイティブ並に話せる)と朝まで過ごした。日本人の先輩も1人交じってはいたが会話は当然全て英語。これはめっちゃキツかった(笑)ちょっとでも気を抜くとまったく会話の内容がわからなくなった。でもめちゃくちゃ勉強になった。聞きなれない表現に遭遇する度にその場で頭に叩き込んだ。ただし、僕はなかなかしゃべれない。自分が話したいことがあっても、表現を頭に浮かべている間に話題が次にいくのでなかなか会話に割り込めなく、悔しかった。一方、日本人の先輩は会話に参加するどころかギャグを連発してて驚いた。この人、こんなに英語うまかったんか、と。。。自分も一年後はあのレベルに是が非でも到達したい。その為には自分を甘やかしてはいけないと強く思った。


■表現集をつくる
これは前々からやっていたけど頻度と密度を意識的に上げている。表現集の作成方法は至って簡単。何か言いたい事があるときに先に日本語で考えてできるだけNativeっぽい表現に英訳し、それをNative、準Nativeの友達に聞いてもらって感想をもらう。そして記憶してまた会話にむりやり(笑)使うようにしている。こっちに来てわかったことは、英語はやはり使わないと身につかない。成長しない。言語なのでそらそうか、と思うけど、日本人的な学習(机でガリガリ的な、、)に慣れてる自分としては意味のある気付きだった。この「英語が使える」という幸せな環境をフル活用できる、ということこそ留学の醍醐味のひとつ。


以上3点。今後はさらに自分を甘やかさないように行動していきたい。あと単純にNativeの友達と話してると文化の違いや考え方の違いに気付けておもしろい。そして英語が使えるようになりたい、というモチベーションが高まるので相乗効果。本当の意味でのグローバルマインド(この定義は今考え中だが。。)を自分の中に育むために、英語の問題には今後も実直に取り組んでいきたいと思います。

2012/07/27

2年生の授業に参加して得た教訓

Pre-MBAが始まってはや3週間目に突入。今週は二年生の授業に参加する機会に恵まれた。そこで感じたことを書こうと思う。僕が参加したのは二つ。Global Decision Making/Accounting(会計学)とGlobal Sales Management(営業リソース管理)それぞれの感想は下記。


■Global Decision Making/Accounting(会計学)
教授の話す英語のスピードが早い。PreMBAとは比べものにならない位の早さ。更に専門用語が飛び交いまくる。結果、完敗。全体の10%位しか理解できなかった。専門用語をあとから和訳して調べるとどうやら簿記2級の範囲を扱った授業だった。3級の知識すらおぼつか無い自分にとって、そりゃ苦痛であると納得。改めて自分の会計学、ファイナンスの知識の薄さに愕然とした。そして今後急ピッチで勉強して授業に追いつける体制を作る必要がある。


Global Sales Management(営業リソース管理)
こちらはケーススタディで話題が身近だったのでなんとか70%位は理解できた。(「優秀な部下が辞めて競合先に移ったので新たに部下から1人をマネージャーに任命しなければならない。それぞれ違った特徴を持つ4人の中から誰を選ぶ?」みたいな内容)しかし、二年生の教授の質問に手を上げるスピードが尋常じゃなく早い。しかも説得力があるし的を得てる意見が多数。


そして特筆すべきは同じプレMBAの別クラスに参加中のベトナム人、中国人が議論に割り込んでたこと。これにはほんまにショックを受けた。前日にプレMBAの先生から、授業参加する生徒に事前にケースを渡されていたが、先生は「別に読まなくていい。明日それを持参して授業に臨めばいいから」と軽い感じだった。その言葉を間に受けてしまった僕は殆ど読まずに参加した。結果、一度も手を上げて発言できなかった。それとは対照的にこのベトナム人、中国人の同期はケースを読み込み自分の意見を持ってクラスに参加していたのだと思う。完全に準備の差が出た結果を受けて、クラスが終わった後も落ち込んでしまった。もしあの場で発言できていたら、他のプレMBAのクラスメートにもアピールできたと思うし、二年生にももっと顔と名前を覚えてもらえたと思う。そして何より授業から得るものが多かったと思う。完全にチャンスを逸してしまった。



Thunderbirdに来て3週間。毎日が刺激的で新しい発見、勉強の連続。そして色んなチャンスに恵まれる。しかしそのチャンスを得るには普段から準備をしておかないといけないと改めて感じた。今回の二年生のクラス見学では勿論英語や学力の不足も感じたがそれ以上に、他の外国人の勉強に対する姿勢の凄みを感じたし悔しい思いをできたことが一番の収穫だった。



最近、外国人の友達が沢山できた。Thunderbirdには本当にギラギラした素敵な人たちが集まっている。無数の機会が転がっている。毎朝本当ワクワクする。そんな素晴らしい場所で遭遇できるチャンスをしっかりと掴めるように、もっともっと気合いを入れていこうと、成長していきたいと思った。

2012/07/20

Pre-MBA~2週間経過とその所感~

こっちにきて2週間が経過。始めは正直まったく右も左もわからないまま時間が過ぎていった。しかしやっと、少しだけ落ち着いて生活ができるようになってきたので今までの2週間をざっと振り返ってみる。


渡米した翌々日からPre-MBA(Intensive English Course)という英語が苦手なアジア人向けの1ヶ月半限定のプログラムが既にスタート。僕のクラスはChina、Taiwan、Japanと完全にアジアクラス。が、しかし、台湾人と中国人が驚くほど英語が上手い。リスニングもスピーキングもそしてなんとリーディングに至るまでも日本人のスキルを遥かに超えている。かなり若いのに。。。(笑)ほぼみんな20代前半。

授業内容のレベルはまだ付いていけないレベルではないけれど、とにかく英語が聞き取れないし話せない。流石に2週間経って、少し改善されたがまだまだ話にならない。どれ位ヒドいかと言うと僕等のクラスの担任にあたるマネージャーがNativeの女性なんだが、そもそも彼女の英語がわからない。担任の英語がわからんってどうゆうことやねんと(笑) しかしその理由は明快で、スピードが早過ぎるのと、省略形が多すぎる(going to=gonna)ので理解が遅れてしまうから。あと、slang(方言?)も飛び出すのでもはやお手上げ状態である。


あと、ケーススタディの授業も早速開始。この授業が非常におもしろい。HBS(ハーバードビジネススクール)で扱っているケースと同様のものが課題で与えられ、事前に読み込み、授業中に掘り下げる。テーマは経営幹部が部下を辞めさせるかどうかのDecisionを求められたり、実在するサングラスメーカーのマーケティング策を考えて広告のデザインに落とし込んだりと多岐に渡る。特筆すべきは教授の質が高いこと。彼の頭のキレ具合と引き込む力が半端じゃない。ケース=仮の話、過去の話であるにも関わらず、臨場感満載且つテンポ良く進めてくれるので完全に引き込まれる。教授から質問がバンバン飛んでくるのでクラスメートと競って我先にと手を上げ答える。教授もハッキリと「いやその考え方はリスキーや。だってこうゆう自体が起こる可能性が考えられるやろ?」と指導してくれるので気付きがおおい。とにかく時間があっという間に過ぎる。そして、且つ宿題も多い(笑)


アメリカでの授業スタイルは聞いていた通りの双方向な形式ばかりで疲れるけど充実した時間が多い。英語の問題が相当大きくて今はまだまだ楽しめる余裕はないが、なんとか少しずつでも克服して授業を楽しめるレベルにまで辿りつきたい。今は、その為の「如何に英語の問題を克服するか?」を先輩に聞きまくって色んなTIPSを集めている。あと、片言の英語で色んな人にドヤ顔で話しかけまくっている。KYだけどそんなこと気にしてられない。もはや死活問題。


そんなこんなでまだまだドタバタしているが、また時間を見つけてブログを更新していこうと思う。アリゾナは暑くて暑くて暑いけど、それ以上にThunderbirdにいる先輩、クラスメート、教授陣、スタッフ人が思ってた以上に熱かった。そして、こんなに青くて澄んでる空があるので毎日ポジティブでいられる。海外で思いっきり勉強できるチャンスなんて多分一生のうちにもう無い筈。今自分は最高に恵まれた環境にいる。英語の壁を前にヘタレてる場合やない。




(写真:Thunderキャンパスのグラウンドにて)

2012/07/18

Blog START!!

極東は日本・大阪から海を渡り約1週間が経過。多くの方々に多大なサポートをしていただき、2012年7月より米国アリゾナ州のサンダーバード国際経営大学院にて念願のMBA留学を開始することができました。アメリカに移り、早約1週間。本Blogは留学経過を以下の目的に沿って書いていこうと思います。

■1 自分の挑戦過程を綴る
「居場所は自分で作るもの。」高校時代にある方からそう教わりました。それ以来、大学や社会に出てからもずっとこの言葉を大事にしてきました。そして今回は国も文化も周りの環境も、全てが今までとは違うところに居場所を作るということにチャレンジします。その過程ではおそらく多くの学びと感じる事がある筈で、それらを自分の将来の為に書き連ねていきたいと思っています。とまぁ偉そうに書いてますが早い話、自己満足の為です(笑)

■2 海外留学を思案する、または志す方への参考
MBA受験生時には様々な海外留学経験者、または在校生と触れ合い、多くの刺激をもらいました。それ以上に、辛い時や折れそうな時に支えとなってもらいました。そういった数々の先輩方に倣い、受験生や同じ志を持つ方の励みや参考になれればと考えています。そして「お~なんか楽しそうやな~自分も海外留学してみたいな~」って思う人が1人でも多く現れて、その人が実際に海外に出て、その人と世界のどこかで会って話せたらいいなと思っています。

■3 お世話になった方々への報告
おそらくこの点が一番大きいウェイトを占めていると思います。日本にいる家族、友人、仲間、その他お世話になった全ての方への近況報告としても書きつらねていこうと思っています。

以上、初心を忘れることなく、今後不定期に生々しく、且つ想いのままに書いていこうと思っています。心の中にいつも日の丸を。Fly and fly in colorful days!!!