2013/03/05

Thunderbirdに来てみて

Cross Cultural Communicationの授業で課されているグループワークを終えて部屋に戻ろうとしたらインド人のクラスメートに声をかけられた。「Taka, ペーパーのeditが終わってメールで送ったんだけど見てくれた?」と。そのインド人の彼とはGlobal Marketing Managementという授業でチームを組んでいる。今は学期前半の佳境に差し掛かっており忙しさが増してきた。グループワークが重なるなんてことも日常茶飯事だ。そのインド人と立ち話して、結局そのまま彼の部屋でPaperの結論部分を一緒に再考することになった。そして部屋の中に入るとクウェート人、アメリカ生まれの中国人、そしてインド人の3人が何故か彼の部屋でグループワークをしていた。その3人はThunderbird Emerging Markets Business Associationというクラブのメンバーで、次のイベントの内容を打ち合わせていた。僕のインド人のチームメイトはそんなことお構いなしに話をし始める。一部屋で2グループが別々のタスクに取りかかるという客観的に見るとカオスな状態に。これ、あり得へん状況やな(笑)と思ったが意外とスムーズに進んだ。それぞれのタスクが終了したあとそのまま5人で語る。宗教の違いや言葉の違い、それに学内の異性の誰に興味があるか?という高校生のような幼稚なトピックも飛び交う。笑


実はサンダーではこういう光景はあまり珍しくない。サンダーにいると本当にここはアメリカなのか?と疑いたくなる感覚になる。本当に国際色が豊かだからだ。そしてこの環境がとても心地良い。学内の食堂に行っても毎日色んな国から来た学生とランチをする。そしてその国について色々な知見を得る。深刻な政治問題、ビジネストレンドからその国のトイレのあり様まで。笑 これまでの人生を通してこれ程までに海外の諸国を身近に感じたことは無かった。世界は本当に広い。でも世界は意外と思っている以上に小さいんじゃないかと思わせてくれる、それがサンダーバードという場所なのかも知れない。




写真は学内にあるパブ(通称 Thunder Pub)。授業が一段落する木曜日の夜は毎週ここに沢山の学生が集まり交流する。というかハジける。笑 みんなここで軽く楽しい話をして顔見知りになる。その数日後にキャンパスで見かけて、少し真面目な話をする。その後は食事に行ったり、冗談を言い合ったり、時には母国に残してきた彼女の相談を受けたりする。笑 このPubのコンセプトは素晴らしいと思う。アメリカ文化の真骨頂、ということで最初は上っ面な社交場だなと思っていたが(苦笑)、最近はそういうややこしい感情も放置する術を覚えてきた。というよりも本当に細かい事が良い意味で気にならなくなってきた。


MBAで学べるほとんどの授業、とくにハードスキルと言われるFinanceやAccountingは日本国内でも学べる。いやむしろ国内で学んだ方が英語の障害を背負わずにすむ為効率がいい。でも、この「世界に身を浸しながら学ぶ」という経験は日本では得られなかった。こちらに来てまだ約7ヶ月だが、日本にいた頃には考えられない程に自分の中の「ものの感じ方」が変わって行く。そしてThunderbirdを選んで本当に良かった。世界中から来たいい奴に囲まれている。毎日毎日勉強で疲れても、英語が聞こえず満足に話せずたまに落ち込んでも、次の日学校に行くと色んな国の友達が「Takaクン、チョウシドウ?」と覚えたての日本語で迎えてくれる。笑 「サイコウやで」って返答して、また新しい一日にチャレンジする。

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