2013/01/30

Regional Nightで経験したLeadershipについて

以前ここに書いたRegional Nightでの出し物について、日本にいる友人からその模様を見せて欲しいとリクエストをもらった。当日撮影してくれた台湾人の友達がYoutubeにアップしてくれたのでここに載せたい。流行りのももクロや一昔前に話題を呼んだDJオズマなどはスルーし、敢えてのマツケンサンバで勝負。(残念ながら学校の規定が変わり、目論んでいた和太鼓演奏は中止になってしまったが。。)






そもそもこのRegional NightとはThunderbirdにおける恒例行事のひとつで、今回はAsian Nightだった。中国、インドに始まり日本やタイなどアジア諸国の学生が自国の文化を伝える出し物を展開する。他にEuropean NightやAmerican/African NightなどがあるがAsian Nightが一番人気だそう。当日も会場は学生、教授スタッフ、その家族の皆さんでごった返していた。推測するに、Nativeの学生はInternationalを売りにしているThunderに来る程なので、自国から遠く離れたアジア文化には一層の興味があるのだと思われる。よってこのAsian Regional Night、国のプレゼンスをアピールするには絶好の機会なのである。お祭り好きの僕が気合いが入らないわけがない。笑 


そして今回、一年生にも関わらずJapan Clubとしての出し物のリーダーという大役を任せてもらう事になった。メンバーは日本人のみならず台湾人3名、タイ人1名を含めていたためコミュニケーションはほぼ英語。自分の弱点が分かったという意味も含め、Leadershipの観点からもの凄くいい経験をさせてもらった。以下に簡単に振り返っておきたい。


出し物の内容
  • やったこと:マツケンサンバのみだと味気ない気がしたのでチャンバラを追加。最後にExileのChoo Choo Trainのキメを持ってくる。同期や2年生の先輩から貴重なアドバイスをもらい最終的な構成に至る。
  • 学んだこと:メンバーの意見を募りまくる!ことが効果的。叩き案さえつくればあとは議論をファシリテートすることでCreativityに富んだアイデアが生まれてくる。このファシリテーションにはまだ疎いので今後更に勉強していきたい。

練習スケジュール
  • やったこと:当日とテスト期間が重なったこと、総勢10名を越すメンバー数となったことを受け、調整が大変になる。が、ここは「決め」の問題だと判断し先に全体スケジュールを決めてメンバーにアナウンス。
  • 学んだこと:ほぼ全員が決められた日時に参加してくれた。全員の都合を調整することはほぼ不可能と早めに判断し、早めにアナウンスしたことが吉と出た。逆にメンバーの方には忙しいスケジュールを調整してもらったり、プライベートや家族との時間を割いてもらったりと負担を生じてしまい申し訳なかった。

タスクの割り振りと練習内容
  • やったこと:チャンバラは大学で剣道部に所属していた同期にほぼ全ての構成を依頼。浴衣の手配、小物の制作などもクラブの代表やメンバーとその家族!(Aさん、本当にありがとうございました)に依頼。結果、自分は振り付けの練習と進捗管理に専念。
  • 学んだこと:大きなプロジェクトの場合はタスクを細かく分けて他のメンバーに協力を依頼する(巻き込む)ことが効果的だった。当初、すべてを自分で抱えようとしてしまっていた為に、逆に練習の下準備が疎かになりクオリティも上がらず迷惑をかけてしまった。協力を依頼してからは全体の練習クオリティも上がり結果として、成果が上がった。

メンバーからのコミットメントの求め方
  • やったこと:出来る限り自身で振り付けを固めてから練習に挑んだ。更にメールは小まめに送り、英語でも自分の気持ちを伝えるようにした。
  • 学んだこと:相手が外国人であれ日本人であれ本気度を見せてそれを相手に伝える努力をすれば伝わる、ということを学んだ。しかし同時にこれがアメリカ人やインド人などを含めた場合はまた困難さが膨らむんだろうなと推測。

今後の課題
  • 最後のポイントに関してコミュニケーションの方法を多様化する必然性を痛感する。2年生の先輩から「Takaはパッション・共感型のリーダーシップを取るんだな」と冷静に分析されたことがきっかけ。笑 振り返れば、論理的に説明し、疑問点を払拭し安心感を相手に与えることでフォローを募る、というリーダーシップの取り方を用いてなかった。というよりも、その点に関する問題意識も持っていなかった。そしてまだうまくそれを実行するに足りる自信がないと感じた。自分の特徴や傾向を掴んだ上で相手によってコミュニケーション方法やリーダーシップの取り方を変えていくことは今後の課題である。リーダーである時ほど、自分を客観視することで常にリーダーとしてのクオリティをチェックしなければならないと痛感した。


以上、ただの祭り事のように見えて(笑)実際はとてつもなく貴重なTake AwayがあったRegional Nightだった。そして素晴らしいチームメートに恵まれて本当に幸せだった。至らない自分をサポートしてくれたことには感謝してもしきれない。


因みに一番嬉しかったのはダンスが終わって外に休憩にいく途中、普段あまり話さないアメリカ人のクラスメートが遠くからわざわざ近寄ってきて「Hey Taka, You are awesome, seriously!! I really enjoyed it. Thank  you so much, man!!」と声をかけてくれた時だった。あの時握手された時に痛んだ手の感触はきっと忘れない。

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